台南で私がいちばん好きなことのひとつで、なぜかいまだにほとんどの旅行者に知られていません。暗くなると、小さな船が古い安平運河にすっと滑り出し、水の上から街の中心を縫うように進んでいきます。宝石を連ねたように光る橋の下を次々とくぐり、なかには本当に頭をかがめないと通れないほど低い橋もあります。夜景はセーヌ川にたとえられますが、条件のいい夜に黒い水面に光が二重に映るのを見ると、大げさではないとわかります。乗るなら夜に。それがすべての魅力です。
ここが特別
昼間の台南の運河は気持ちのいい場所です。でも夜はまったく別物になります。橋が色とりどりに輝き、岸辺のビルが水面に光を落とし、船がゆっくり進むにつれて、街全体が静かにきらめくリボンのように見えてきます。ロマンチックで、少し現実離れしていて、低い橋をくぐるたびに船じゅうに笑いが起こる楽しい驚きもあります。昼間の観光地と比べてうれしいほど空いているのも、楽しさの半分です。
ルート(とどれを選ぶか)
呼び名は少しずつ違いますが、ルートは3つです。
- 運河ルート(「ゴールデン・ウォーターシェッド」)。運河沿いを進む定番のコースで、橋をおよそ6つくぐり、いちばん低い橋では頭をかがめる必要があります。夕方から夜にかけて、だいたい1時間ごとに出航します。選ぶなら夕暮れどきと暗くなってからの便です。
- 港ルート(約45〜50分)。安平の港側をまわり、魚市場、安平灯台、億載金城、退役した軍艦・徳陽艦、漁光島、林默娘公園のそばを通ります。たいてい週末だけの運航です。
- 一周コース(両方を組み合わせた周遊、約50〜60分)。いちばん大きなコースで、街の運河から港まで通して走る台湾で唯一のツアーとうたわれています。3つの水域を渡り、橋をおよそ12くぐり、そのうち3つは頭をかがめるほど低い橋です。私が乗ったのはこのコースで、運航していて時間が合えばぜひこれをおすすめします。ひとつの船旅で両方の世界を味わえます。
一周コースの料金はとても手頃で、時間があるなら乗る価値があります。気持ちのいい夜に、ゆったり座って運河を進むのは、この街で私が好きなことのひとつです。ひとつコツを。チケットを買う前に運航会社に聞いてみてください。週末の便には、乗っている間にバイオリンを弾いてくれる奏者が乗っていることがあります。予約は必ずしも必要ではありませんが、予約しないと次の便まで待つことになりそうです。
知っておきたいこと
- 運航会社と予約:クルーズを運航しているのは立驛國際(Liyi International)です。乗り場は安平漁人碼頭(安億路501号)で、安平老街から歩いて5〜10分ほど。向かいに無料の駐車場があります。電話(06-2990239 / 0903232168)で予約するか、KKdayやKlookでチケットを買えます。
- 夜に乗ること。ライトアップされた橋を見るためです。ここだけは譲れません。
- 出航は潮しだいです。運河は海につながっているので、出航時間は毎日変わります。必ず先にその日の時刻を確認してください。最新の時刻表は運航会社のFacebookページに載っています。
- ルートが運航しているか確認を。運河の橋の工事(特に臨安橋)で、一周コースが休止になったり運河ルートが変わったりしたことがあります。一周コースをあてにする前に、実際に運航しているか確かめてください。
- 頭上に注意:低い橋も楽しみのうちですが、乗組員の声をよく聞いて、言われたら頭を下げてください。
- 車は要りません。街なかにあるので、安平で過ごす午後や市内での夜に気軽に組み込めます。
合わせて楽しむなら
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