奇美博物館は、私たちが台湾でいちばん好きな博物館です。市の南の公園に建つ白い宮殿のような建物に、西洋の絵画と彫刻、世界有数のバイオリンのコレクション、武器と甲冑、動物と化石の展示室が詰まっています。慌ただしく1時間で回るのではなく、半日はとってください。
場所は仁徳で、高鉄の駅の近く、旧市街からはかなり離れています。宿をこの近くにとる必要はありません。行く日にタクシーかバスで出かけましょう。以下の開館時間、料金、交通の情報は博物館の公式サイトによるものです。
館内の展示
博物館を創設したのは奇美グループの創業者、許文龍(1928年〜2023年)で、彼はこの博物館は市民のためにあると語っていました。1992年に会社のオフィスの中で開館し、2015年に現在の建物に移りました。収蔵品はすべて個人の収集によるもので、常時約4,000点、コレクションのおよそ3分の1が展示されています。
- 西洋美術:13世紀から20世紀までの絵画、ロダンの展示室、古代ギリシャ・ローマから20世紀までの彫刻。
- 楽器:楽器のつくり方を紹介する展示室、ひとりでに演奏する自動演奏楽器、そしてバイオリンの部屋。台湾の交通部観光署は、このバイオリンのコレクションを質と量でおそらく世界一としています。奇美文化基金会は若い音楽家にバイオリンを貸し出しています。
- 武器と甲冑:世界各地の武器と、それが形づくった戦いの歴史。
- 自然史と化石:5つの大陸の動物と化石。
特別展は別料金で、いつも見ごたえがあります。2027年1月10日までの目玉は、大英博物館と共同で企画した「埃及之王:法老(Pharaoh: King of Egypt)」です。展示は280点で、台湾でこれまでに開かれたファラオ関連の展覧会として最大規模です。
建物と敷地
博物館は台南都会公園(臺南都會公園)の中にあります。正面には、ヴェルサイユのアポロンの噴水を大理石で再現したものがあり、太陽神が4頭立ての馬車に乗って海から昇る姿が表されています。扉へと続く橋には、ギリシャの12の神々の像が並んでいます。屋外の公園は無料で、博物館より長く開いています。
敷地はとてもきれいに手入れされていて、広い芝生とピクニックテーブルがあり、セブン‐イレブンとスターバックスもあります。館内には2階にカフェが2つとギフトショップがあります。天気のいい日は、お昼ごはんとレジャーシートを持っていき、外で2時間ほどのんびりしてから館内へどうぞ。
開館時間、チケット、休館日
- 開館時間:博物館 09:30〜17:30、最終入場17:00(特別展は16:30)。屋外の公園は09:00〜18:30
- 休館日:水曜日、旧正月の大晦日、そのほか告知される日。出かける前に博物館のカレンダーを確認してください
- 入場(常設展):NT$200。7〜22歳と65歳以上は写真付き身分証の提示で NT$150。7歳未満の子ども、台南市民と台南の学生、障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名は無料
- 特別展:「Pharaoh: King of Egypt」NT$580、割引 NT$480
- 住所:仁徳区文華路二段66号(臺南市仁德區文華路二段66號)
チケット窓口の販売時間は09:15〜16:30で、チケットは印字された日付の当日のみ有効です。特別展は30分前に着くよう博物館がすすめています。私たちは Klook でチケットを買っています。海外のカードが使え、QR コードがすぐに使えて、窓口の列に並ばずにすむこともあります。→ ツアーとチケット
行き方
高鉄の駅から:H31番のバスが高鉄台南駅から博物館まで約15分で走っていて、高鉄の乗客は無料です(高鉄のきっぷを見せられるよう持っておきましょう)。沙崙線の電車で保安駅(保安車站)まで行き、15分ほど歩く方法もあります。到着日や出発日に立ち寄るのにちょうどいい場所です。
旧市街から:台南駅から各駅停車の電車で保安駅まで行き、15分ほど歩くか、紅3番か紅4番のバスで保安転運站まで行きます。市内バスの25番も近くに停まります。いちばん簡単なのはタクシーです。帰りは、公園の台1線側の入口に博物館のタクシー乗り場があり、P4駐車場から呼ぶこともできます。
近くには:古い製糖工場を利用した十鼓仁糖文創園区と組み合わせるのがおすすめです。→ 台南の博物館・美術館一覧
所要時間
半日みておきましょう。常設展だけで2〜3時間、特別展を見るならさらに時間がかかり、敷地もそれだけでゆっくり楽しむ価値があります。雨の日や暑すぎる日の避難先としてもぴったりです。→ 台南3日間
出典
開館時間、料金、交通は奇美博物館の来館案内と英語サイトによります。コレクションの詳細は台湾交通部観光署、噴水、彫像、バイオリンの貸し出しについては Taipei Times(2015年、2021年)によります。2026年10月確認。