台南は果物の産地です。マンゴーと文旦の生産量は台湾一、パイナップルは台湾で2番目で、一年中どの月にも何かしら旬の果物があります。いちばんの主役は夏のマンゴーの季節で、有名なアーウィンマンゴーならおよそ6月から7月にかけて。この時期、玉井周辺の山あいの町はまるごと大きな果物屋台のようになります。マンゴーの季節には、私たちも車で田舎まで出かけて、農家から直接買っています。
下の季節は、台南市政府農業局の作物カレンダーによるものです。収穫の時期はその年の天候で少しずれるので、月はあくまで目安にしてください。
果物カレンダー
| 果物 | 季節 | 主な産地の区 |
|---|---|---|
| マンゴー(芒果)、アーウィンなどの接ぎ木品種 | 6月〜9月 | 玉井、南化、楠西、大内 |
| ライチ(荔枝) | 5月〜6月 | 白河、東山、新化、楠西、柳営 |
| リュウガン(龍眼) | 6月〜9月 | 東山、楠西、南化、六甲 |
| アボカド(酪梨) | 6月〜11月 | 大内 |
| シャカトウ(釋迦) | 7月〜3月 | 帰仁、仁徳、南区 |
| 文旦 | 8月〜9月 | 麻豆、下営、大内 |
| ポンカン(椪柑) | 10月〜12月 | 東山、白河 |
| オレンジ(柳橙) | 10月〜3月 | 六甲、東山、白河、大内、柳営、南化 |
| インドナツメ(棗) | 11月〜2月 | 玉井、楠西、関廟、南化 |
| 梅 | 3月 | 楠西、南化 |
| パイナップル(鳳梨) | 通年、最盛期は4月〜7月 | 関廟、新化、山上、玉井、帰仁、楠西、龍崎 |
| グァバ(芭樂) | 通年、最盛期は12月〜1月 | 玉井、楠西、大内、南化 |
| パパイヤ(木瓜) | 通年、最盛期は11月〜4月 | 大内、南化、楠西、玉井 |
| バナナ(香蕉) | 通年、最盛期は10月〜1月 | 白河、南化、左鎮、玉井 |
| スターフルーツ(楊桃) | 通年、最盛期は1月〜4月 | 楠西、玉井 |
| メロン(洋香瓜) | 通年、最盛期は1月〜2月 | 東山、後壁、白河、塩水、北門、将軍 |
| スイカ(西瓜) | 通年、最盛期は4月〜5月 | 帰仁、善化、後壁、麻豆など |
まとめると、冬はナツメ、グァバ、オレンジ、スターフルーツ。春は梅と最初のパイナップル。夏はマンゴー、ライチ、リュウガン。秋は中秋節の文旦、続いてポンカンとシャカトウです。
マンゴーの季節
台南は栽培面積でも収穫量でも台湾一のマンゴー産地で、そのほとんどが楠西、玉井、南化、官田、大内、左鎮といった山側の区で育てられています。主役はアーウィンマンゴー、中国語で愛文(愛文芒果)です。鮮やかな皮、きめ細かい果肉、高い糖度、そして強い香りが特徴です。玉井は「マンゴーの里」として知られています。
農業局のカレンダーでは接ぎ木のマンゴーは6月から9月ですが、アーウィンの旬は早めにやってきます。2026年は5月下旬にはもうアーウィンが売られていて、7月中旬には市が買い手に向けて「季節はもうすぐ終わり」と伝えていました。マンゴーが旅の目的なら、6月か7月上旬を狙いましょう。
- 台南国際マンゴー文化祭。2026年は6月27日から7月12日まで開かれ、大内の走馬瀨農場で幕を開け、楠西、左鎮、玉井でマーケットの日がありました。→ お祭りとイベント
- 箱で注文する。農業局は毎シーズン、マンゴーの注文を受け付ける農会、協同組合、生産者のリストを公開しています。贈答用の箱から家庭用の箱まであります。値段、サイズ、配送は業者ごとに決めているので、直接問い合わせてください。
果物市場
玉井の中心部にある大きな果物の卸売市場、玉井の果物市場(玉井青果集貨場、玉井青果市場とも)は、卸売りと小売りの両方を行う果物市場です。季節には新鮮なマンゴーを買うのに最適な場所のひとつで、アーウィンのほか玉文や金煌といった品種も並び、台湾各地から買い手がやってきます。2026年は、マンゴー文化祭の玉井でのマーケットの日が7月12日にここで開かれました。
玉井の市場の公式な営業時間は見つけられなかったので、出かける前に現地で確認してください。
私たちが実際に行ったことのある大きな果物市場は新化果菜市場で、こうした市場は今なにが旬かを知るのにいちばんの場所です。新化区にある卸売市場で、2022年12月に開場しました。オランダの設計事務所 MVRDV が LLJ Architects とともに設計し、波打つ緑の屋根の上は見学者が歩けるようになっています。取引の大半は卸売りですが、小売りする店もあります。→ 台南の魚市場と食の市場
中秋節には麻豆の文旦
台南は台湾最大の文旦の産地で、栽培面積は約1,080ヘクタール、国内の約28%を占めます。なかでも誰もが知る名前が麻豆です。麻豆文旦はきめが細かく、みずみずしくて甘い文旦で、8月下旬に収穫が始まり、中秋節に食べごろを迎えます。中秋節に文旦を食べるのは台湾の習わしです。2026年は9月12日の麻豆文旦節で季節が幕を開けました。
- 寝かせる。生産者は、とれたての文旦を涼しく風通しのよい場所で1〜2週間置いておくようすすめています。皮が淡い緑から淡い黄色に変わり、果肉がやわらかく、みずみずしく、甘くなります。
- 選び方。大きさのわりにずっしり重く、底が平らなものを選びましょう。
パイナップル、シャカトウ、そのほかの果物
関廟のパイナップル(關廟鳳梨)。台南は屏東に次ぐ台湾第2のパイナップル産地で、関廟は市内最大のパイナップルの産地です。緑竹筍(タケノコ)でも知られています。パイナップルは一年中ありますが、いちばんおいしいのは4月から7月です。2026年は4月25日に関廟で、市のパイナップルと緑竹筍の季節が幕を開けました。
帰仁のシャカトウ(歸仁釋迦)。帰仁は、台湾西部で最大の大目釈迦(大粒のシャカトウ)の産地です。季節は7月から翌年3月まで続き、2026年は8月8日に区のシャカトウ祭りが開かれました。
東山のポンカンとリュウガン。山あいの東山では、ポンカン(10月〜12月)、オレンジ、リュウガンが育ち、有名なコーヒーもあります。→ 東山のコーヒー
新市の白いレンブ(白蓮霧)。珍しい果物で、新市区に残る白いレンブの古木はわずか32本です。2026年は6月21日に区の白蓮霧祭りが開かれました。
山上のグァバ。グァバは山側の区で一年中育ちます。山上区は、グァバを区を代表する作物のひとつに数えています。
買い方
- 市内で:伝統市場や果物の屋台には、その時期の旬の果物が並びます。→ 台南で食べたいもの
- 産地で:いちばんおいしい果物を買うなら、旬の時期に産地の区へ。ファーマーズマーケットやお祭りの日、マンゴーなら玉井の市場がおすすめです。山あいの町へは、車かドライバーを手配するのがいちばん楽です。
- 持ち帰るなら:多くの国では生の果物を荷物に入れて持ち込むことが制限されています。荷物に詰める前に、自分の国のルールを確認してください。
旅の予定に果物の一日を組み込みたい方は → 私たちに相談する
出典:台南市政府農業局:台南の作物と季節(2023年4月更新)、マンゴーの注文、2026年5月、マンゴー注文先リスト、2026年7月更新、アーウィンマンゴー品評会、2026年6月、玉井のマンゴーの日、2026年7月、麻豆文旦節、2026年9月、パイナップルの季節、2026年4月、帰仁シャカトウ祭り、2026年7月、山上のグァバ、2026年9月。台南市政府 Major Events 2026。聯合報 UDN(玉井の果物市場、2026年7月、新市の白いレンブ、2026年6月)。TVBS 食尚玩家(マンゴー文化祭ガイド、2026年)。TVBS 経由の中央通訊社 CNA(麻豆文旦の寝かせ方、2019年)。2026年10月確認。